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富士登山1<新宿>

5日金曜の午後と8日月曜午前の有給休暇をとっていざ神奈川へ。
神奈川に富士山はないのだが6日からの登山に備えて前泊するのだ。
今回も地引網の時同様に友達のまんぷくちゃんの家にお世話になる。

夜、まんぷく亭に到着。関東に住む共通の友人がやってくることになったので、3人で夕ご飯。和やかに語り合う。明日日本一のお山にアタックするとは思えないほどの和やかぶりだ。友人は沖縄旅行に行っていたらしく、沖縄のお土産をもらってしまう。島唐辛子の泡盛漬「コーレーグス」という辛くてうまいイカした調味料。こいつもザックに詰め込み富士登山を共にすることに。
富士山で万一何かあって、非常食も食べつくしてしまったら、最後の最後に手を出すのだろうか。コレに手を出したときが最期なのかもしれないな・・・。なんて思いながらザックに詰める。
コレを飲む事態に陥らないことを祈る。

あまりに和やかに過ごしてしまったが、やっぱり明日は富士山に登る予定だったはずなので、体力温存のためにも寝ることにした。

熱帯夜をなんとか乗りきり起床。まだまだ登山する現実味がわかない。
まったりと朝食を食べ、シャワーを浴びたら山形に帰っちゃいそうなぐらい。荷物の詰まったザックを見て少しだけ我にかえる。

かなりぐうたらに午前中を過ごし、いよいよ待ち合わせ場所の新宿へ向かう。河口湖駅へのバスが出るのだ。新宿へ来たものの待ち合わせ場所を曖昧にしか記憶しておらず、ふたりでウロウロと徘徊する。待ち合わせをしている大学からの友人標本さんに携帯で連絡とり、たどりつけたものの、待ち合わせ場所にはまだ3人きり。西8さん、フセさん、とりさんというメンバーとも出会わなければならないのに。
ちなみにフセさん、とりさんとは初対面だ。富士山で初対面ってすごいな。下山後しばらくして偶然街ですれ違って

「どこかでお会いしてませんか」
「えーと」
「あぁ、富士山で!!」ってなるのか〜とくだらなく想像。

そんな間にもバスの時間が迫る。
富士山に登るのは何かの勘違いだったのかも、とか思えてきた。
そこへ若さいっぱいのとりさん登場。あれ?すんごい軽装ですけど?ジーンズ破れてるし。ザックも心もち小さめ。「シャボン玉はいりましたか?」とか言ってるし。

あぁやっぱり富士山じゃないのかも・・・。

ほどなく西8さん登場。西8さん、お久しぶりです〜、ってアレレ?ビーチサンダルですか・・・?
「まさかサンダル!?」と聞くと
「登山靴はザックの中だよ」と。よかった、そりゃそうだよね。
「靴を忘れてねぇ、取りに帰ったんだ〜。でもね〜防寒具忘れてきちゃったなぁ」ってポツリ。

えぇぇぇ!!

タバコ吸おうとしたらライターなくて「ライター忘れちゃったなぁ」って言ってるぐらいのテンションで言ってるよ、このお方は!!
靴取りに帰った時に思い出して〜!!
っていうか一番最初は何を背負って家を出たのですか。

あぁ、ゆるい。そしてなんだか偉大だ。富士山にビビッてる自分がちっちぇよ・・・。

一抹の不安にかられていると、フセさんが爽やかに登場。スポーティーな格好でいかにも登山しそうだ。段取りもよく面倒見もよく、やっと富士山に行くかもしれないと思えてきた。その時、なんと咳き込むフセさん!!数日前に風邪をひき、体調が万全でないらしい。
さらに、全員集合できたものの、バス時間はギリギリ。しかも乗り場を間違え、正しい乗り場まで荷物を背負ってダッシュ!!なんとかバスに乗り込む。

あぁ、富士山にたどりつけるだろうか。
頂上どころか5合目すら遠いよ。

やっぱ富士山は甘くないね・・・。

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まだ新宿だというのにこのボリューム。
富士山の話はいつ終わるのやら。
待ちきれない人は、左側のメニューのリンクの「私的標本」をクリック。
標本さんも話を書いています。
by yukiya-13 | 2005-08-06 14:29 | 富士登山
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