カテゴリ:地引網( 5 )

関東を楽しむ:5 食う、遊ぶ

ピッチピチの魚が発泡スチロールの箱に山盛りになっている。
私は魚をさばいたりできないので、あとはできる人におまかせ〜。

私は、レジャーシートを広げる、キッチンペーパーを手渡す、大根をおろす、などかなり三流の手伝いをしながら海の男達の鮮やかな手もとをよだれダクダクで見守った。

a0034014_125176.jpga0034014_1262413.jpgみんな次々にさばいてお刺身やら、肝和えやら作ってくれる。かなりカッコイイ。カッコよかったですよ、男性陣。



できた料理から、みんなで作業しながら食べる。

う・ま〜い!!!!力いっぱい叫びたいくらいうまい。

特にカワハギの肝和えはぜひとももう一度食べたい。

「うまい」という単語以外ほとんど発せず、次々完成する海の幸をモリモリ食べていると、三流使用人の私にもついに活躍の場が与えられることになった。
山形でいも煮を作り慣れているはず、という理由で地引鍋(標本さん命名)と言う名のアラ汁作りを仰せつかる。しかもかまどから。ブロックを運び、火を起こし、お湯を沸かし、魚のアラと大根、ニンジンを煮る。味噌で調味。
新鮮な魚の力は偉大で、私のいも煮作りの腕がどうこうなんて関係なく、すこぶるうまい汁ものが完成する。

う・ま〜い!!!!

その他にもアジフライや焼き魚、お刺身各種と新鮮な魚を思う存分食べまくった。
調理人のみなさん、本当にありがとう。偉大な海よありがとう。

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魚も食い尽くし、心も身体も充足感でいっぱいだ。地引網の疲れとビールの酔いも心地いい。くもりの予報はまんまと外れ、いつまでたっても100%青空だし。
こんだけめいっぱい活動したのに、まだまだ昼下がり。魚を食べ終えた後も海を眺めてまったり過ごしたり、波打ち際で遊んだり、砂浜で砂遊びしたり、走り回ったり、お昼寝したり。
なんて素敵なんだろう。
すごく幸せな気分になった。

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結局、夕方まで天気がくずれることはなく、とてもキレイな海を目に焼き付け、海に感謝し帰宅の途についた。帰りはのんびりと鈍行の旅。

都内に入ることにはすっかり日も暮れてしまい、お腹もすいてきたので、新宿で夕ご飯を食べることになった。日焼けした顔であちこちから砂をこぼしながら都会の街を歩く。
大自然の名残りをひきづりながら大都会を歩く不思議な感じ。
同じ1日なのに、地引網がすごくなつかしい思い出のように感じた。

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それもなんだか不思議で気持ちいい感じ。
本当にいい1日だった。

朝5時に出たmanpuku邸に戻る。
お風呂に入ると日焼けがピリピリ痛い。気象庁の言うこと信じ過ぎて、油断して塗らなかった手の甲と足首、首の後ろが赤くなっている。
大根おろしてる時にやられたらしい。
でもそれすらいい思い出だ。いててて。
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by yukiya-13 | 2005-05-23 01:54 | 地引網

関東を楽しむ:4 網を引く

会場となる海岸に到着すると、すでに地引網に参加するのであろう人々が集っていた。同世代の見ず知らずのオトナ達が地引網をするためだけに集まっている。こんなに朝早く。素敵なオトナ達だ。
40〜45人くらい集まっただろうか。
予定時間を少し過ぎたところで、集合し説明を聞く。
なにやら取材が入っているらしくその人たちの紹介があった。「地引網を取材する人」だけでなく「地引網を取材する人の様子を取材する人」などもおり、大変なにぎわいだ。
私は「山形からわざわざ参加した人」として写真に収まったり、話を聞かれたりした。ネタにしやすいからだろう。「遠くからどうして地引網に?」という質問には「そこに網があるから」と答えておいた。
そんな訳ない。
撮られた写真はmixiのレポートに載ってました。mixiやってる方は見てやって下さい。

引き続き、網屋さんから簡単な説明。
うまく聞き取れないがあたしひとりが聞いてなくても大丈夫だろうと思って聞き流した。
説明の後、参加者は同数くらいになるよう左右ふた手に分かれスタンバイ。
網を張るために右チームの前からボートが沖へ出ていく。ぐるっと囲むように網を張って150〜200メートルくらい離れた左チームの前に網のもう一方を運ぶ。
こうして砂浜には2ケ所のロープが渡された。これをグイグイとひっぱるんだな。

地引網は、綱引きのようにどっしりと構えて重い網を引き続けるというようなイメージだったのだが、いざ始まると全然違う。
引っぱりながら引くスピードを合わせ両サイドは接近していかなければならない。しかも、ロープの最後尾にきたらロープを手放し、先頭へと走りさらにひっぱるという作業をくり返す。引く、横移動、ダッシュ。引く、横移動、ダッシュ。

百聞は一見にしかず。つーか説明聞いてなかったけど。
わーわー言いながら砂浜を走るオトナ達。それを取り仕切る網屋のおかみさん。
おかみさん、カッコよかよ。THEカカア天下って感じ。
おかみさんの号令のもと作業はくり返され、ようやく逆サイドチームとドッキング。

ようやく網の最終部分が見えてきた。
あ!!光った!ドキドキドキドキ。
確実に魚が入っていることがわかり、みんなのテンションもますます上がる。
そして、とうとう網の全容が明らかになる。
うわ〜い。大漁だァ!!
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魚の名前なんてよくわかんないけど、魚屋さんでみるやついっぱい入ってる!!とにかく山盛りだ。現場にいた人にしかわかんないだろうなぁ。とにかくもう大はしゃぎ。大漁旗振ったり、豊漁の舞を踊ったり。
楽しいよぉ。楽しいよぉ。
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もうすぐ食べます。話、長いなぁ。
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by yukiya-13 | 2005-05-23 00:37 | 地引網

関東を楽しむ:3 大六海岸へ

渋谷のベテラン駅員のダメっぷりについて熱い議論を交わしながら、ムシャムシャと朝食のパンを食べていたら突然肩を叩かれる。
ビクッ!山形人の私が早朝のさざなみ1号で知り合いに出会うはずなどない。
おそるおそる顔をあげると、そこには友人のはむはむはむ子さんが。
はむ子さんも今日の地引網の参加者だ。あぁ、同じ電車だったのね。
仲間を発見し、ベテラン駅員にくじかれたジョイフル気分も戻ってきた。
ウキウキ。

しばらくすると通路側の視界に黒と黄色の棒状のモノが入ってきた。
ビクッ!早朝のさざなみ1号に変なもの持ち込んでますよ!駅員さ〜ん。
おそるおそる顔をあげると、そこにはドカジャンに前掛け、下駄履き、ちょんまげのオニーサンが黄色いフリンジのついた真っ黒い旗を持って立っている。魁!男塾の方ですか!?
あぁやっぱり東京は怖いよ。
と思った次の瞬間、あろうことかmanpukuちゃんはその塾長に向かって、
ほほえみながら「おはよーございます!」と!
な、仲間発見ですか?
ドキドキ。いろんな意味で。

私を挟んでにこやかに会話のキャッチボールがなされております。
戻ってきたジョイフル気分はスリル気分にすり変わろうとしております。

少しの会話のあと、塾長は席を探しながら離れた席へと移動。
後ろに続いて長髪でパンダのTシャツを着たおにーさんが、そしてレスキュー隊のようなオレンジ色のつなぎのおにーさんが続く。最後にフレッシュなべっぴんさんがついてゆく。「男塾feat.姫」と勝手に命名。
この団体を一目で「地引網に行くんでしょ?」と当てた人がいたらすごい。

「男塾feat.姫」が席に着くと、あろうことかmanpukuちゃんは私に向かって、
ほほえみながら「近くの席に移動しよう!移動したら私はトイレに行くね」と!

席を移動し御挨拶。manpukuちゃんはトイレに行ってしまった。
あわわわ。安房勝山だけに。
ドキドキしてしゃべりだすと、あれれ?大丈夫じゃないか。みんなやさしいぞ。
よく見たら、みんな瞳の奥が優しいよ。ビクビクしちゃってごめんなさい。
海に向かっているのに、豆の話で盛り上がって移動した。
豆の情報をいっぱい持ってて良かった。
まめ知識。豆だけに。
私は、しっかりと「豆の人」として記憶されただろう。多分本名は誰も覚えていないと思う。まぁいいや。話の流れで「男塾feat.姫」は本当は「ゆる部」という団体さんであることも判明。今日のために近くに前泊したこと、大漁旗と前掛けを自作してきたことなども話してくれた。
「山形から来る」以上に本気で地引網を楽しもうとしているその姿勢に感動。
ジョイフル気分は最高潮だ。
楽しくなりそう。来て良かったぁ。あとは魚がかかれば文句なし。
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安房勝山駅に到着し、大漁旗を掲げながら会場を目指す。誰も地図を持っていない。
それでもちゃんと着いちゃうからスゴイ。
やっぱり強い気持ちが引き合わせるンだと思う。

地引きだけに。しつこい?


                          旗をかついで会場を目指すmanpuku嬢
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by yukiya-13 | 2005-05-21 23:30 | 地引網

関東を楽しむ:2 安房勝山駅へ

5月14日(土)
am4:30。セットした携帯の目覚ましの音で目覚める。
今日はいよいよ、今年の冬から夢見てきた地引網を実行する日だ!
天気予報は、曇り時々晴れ最高気温16度などと中途半端なことを言っているが、こっちは山形から千葉まで前乗りまでして来てるんですから。気合いが違うんですから。晴れてもらわないと。
まぁ、晴れるに決まってる、と根拠のない自信と思い込みで準備を始める。
晴れるに決まってるので、日焼け止めを塗りお化粧をする。
でも、ちょっとは気象庁の言うことなので、手足は塗らなくてもいいかと判断。
のちのち、自分の晴れ女っぷりをもっと信頼すればよかったと後悔するのだが、この時はまだ気がつかない。

朝イチはやっぱり身体が目覚めていないのか、思ったよりも時間が経つのが早い。気がつくとけっこうギリギリの時間。焦って家を出たら、manpukuちゃんは携帯、クーラーボックス、乗り継ぎのメモ等忘れてしまった。でももう戻る時間もないので、そのままGO!なんとかなるさ。網を引きたいという強い気持ちさえあれば。
最寄りの駅から東横線で渋谷へ。
こんなに朝早いのに、ウヨウヨ人がいる。農家の朝仕事並に早いじゃないですか、飲み帰りの人たちよ。あぁ、東京は怖いよ。
渋谷から東京を経由し千葉へ行くのだが、時間もそんなに余裕がないから渋谷の窓口で大六海岸最寄りの「安房勝山駅」まで特急も買うことに。
窓口にはベテランの係員。
「安房勝山まで」「あ・わ・か・つ・や・まですってば」「東京からさざなみ1号に乗ります」「自由席で」「8時15分頃着くやつです」「時間あんまりないんです」
これだけヒントを出せば、イヤでも切符は発券されそうなもんだが、そのベテランの係員は、接客もダメな上、駅名もわからない、なぜか電話帳みたいなダイヤひらいてマゴマゴしている。
目の前の端末はパパッと切符を発券するための装置じゃないのか?はやくボタン押せよ。
もしかしてベテラン駅員だけじゃなく、端末も機械なアナログなのか?もしかしてここはJR渋谷駅?いろんな疑問がうずまいていると、挙げ句「一人分?」って聞いてきた。ちゃんと見てくれベテラン駅員さんよ。さっきから二人でがんばって説明してるじゃないか。
なんだよ、オシャレな街、渋谷から地引網なんかに行くなってか?

ようやくたっぷりと時間をかけ熟成された切符が手渡される。
・・・・・。
私の手には特急券2枚。
manpukuちゃんの手には乗車券2枚。

いや、いいんですけど。いいんですけどね。
サービスって、サービス業ってなんだろうね・・・・。

ジョイフル気分をくじかれつつ、気を取り直して東京から千葉へと向かう。
電車の乗継ぎには成功したものの、道中そのベテラン駅員のダメっぷりについて熱い議論が交わされたことは言うまでもない。
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by yukiya-13 | 2005-05-21 21:55 | 地引網

関東を楽しむ:1 神奈川へ

5月13日(金)。
明日に迫った千葉県の大六海岸での地引網に参加するため、午後から関東方面に向けて移動を開始する。14日の朝9時までにその場所にたどりつくためには、今日から移動するしかない。

1日休みをとってのんびり移動しようかと思っていたのだが、会議がどうしても外せず、午前中は仕事することに。
休みを半分にしたのも、遅くまでひとりぼっちで残業してきたのも、全ては地引網のためだ。
ALL FOR JIBIKIAMI。
辛い日々は終わった。千葉の海はきっとあたしをやさしく迎えてくれるはず...。
そんな期待に胸を膨らませ、山形新幹線「つばさ」に乗り込む。

ちなみに今回の有休理由も、もちろん「リフレッシュのため」だ。
却下なんてさせない。

地引網は千葉県の内房で開催されるのだが、まずは宿をお借りする神奈川のmanpukuちゃん家に向かう。
何度も遊びに行っているのだが、迷わずに到着できた試しがない。
迷うような道のりではないのだが、迷ってしまうのが方向音痴の天才的な力なのだ。
乗り継ぎなどは行き先をみるから間違えないのだが、出口であさっての方向に歩き出してしまう。

遠回りしなければ出会えなかった景色がそこにある...と、目を細め叙情的に自分を励ます日々。

B.Bクィーンズの「ドレミファだいじょーぶ♪」「しょげないでよベイビー♪」を脳内で鳴らしながら、はじめてのおつかい気分で乗り継ぎ、乗り継ぎ川崎へ。
今回は出口も道も間違えずストレートでmanpuku邸に到着!

ママ、やったよ!お茶の間も大号泣ですよ!

家にあがり、荷物をおろして一息。
明日は早いから余計なことはしないで寝ようね、と確認しあう。
のもつかの間、話が弾んでしまう。ぴょんぴょん。

あ、夕ご飯たべなきゃ。外で食べちゃおう。

小粋なお店でパスタを食べる。うまい。生ハムとドライトマトのパスタ。
manpukuちゃんの渡り蟹のクリームパスタと一口交換。
あら、おいし〜。またもや弾む。ポヨンポヨン。

あ、もう朝食買って帰らなきゃ。

あら、パンが安いわ。お茶も買おうか?こっちのお菓子は?やっぱりお茶替えよう。
弾む、弾む。ぴよ〜ん。

家に戻り、明日は早いから余計なことはしないで寝ようね、と再度確認するも、
話が止まらないよ。ロマンチックも止まらないよ。ネットも天気も気になるよ。
あまりに眠れないので、電気つけて明るくしたら逆に眠くなるかも、作戦まで決行。
作戦が効いたのか?いつの間にか寝てた。

遠足前日の子供の気持ちがすんごくわかった。
明日は4時30分起きだ!!
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by yukiya-13 | 2005-05-21 20:40 | 地引網