先日買い物に行った先のスーパーで「ファンタ フルーツパンチ」を見つけた。 おお!懐かしい!と思わず手に取る。 ファンタは日本発売50年をすぎるロングセラーブランドらしいので、もちろん私が子供の頃にも大人気の清涼飲料水であった。 当時を思い返してみると、 炭酸を飲んだ後の何とも言えない胸やけ感、 鼻に抜けるツーンとした感じ、 口の中がチクチクと痛くなる感じ、 ゲップなどなど 全然好きじゃなかったな、と思うのだが、まさか「子供」というカテゴリーの自分がお菓子や清涼飲料水が嫌いなわけがないと思っていたし、液体の色や瓶のデザインに惹かれてずいぶん飲んでいた気がする。 様々なフレーバーのあるファンタの中でも「フルーツパンチ」だけがなぜか好きで、こればかりを指名買いしていた記憶がある。 グラスに移して割り箸でかき混ぜたり、瓶を振って炭酸を抜いて飲むのが好きだった。 「私は炭酸飲料があまり好きではない」とはっきり自覚した大人になってからは、 あまり炭酸飲料コーナーにも近づく機会がなく、「フルーツパンチ」とも何十年も疎遠だったのだが、偶然店頭でこのフレーバーを見つけ、思わず購入してしまった。 色が昔よりも黒くなった気がする。 品名のロゴもずいぶんと丸っこくなったなあ。 全体のデザインもすごくにぎやかになった。 キャップを開け25年ぶりに私の口の中へ。 おおお。 記憶がよみがえる~。 当時の味の記憶に自信があるわけでもないし、時代に合わせて味も変えているだろうが、当時の印象に非常に近い。 ちょっと嬉しくなった。 が、やはり炭酸飲料と甘いものがあまり得意でないことに変わりはなく、3日かけてようやく飲み終えるところ。 炭酸が抜けてきて調子が良い。 当時買っていたファンタはだるまのようなコロンとした瓶に入っているものが好きで、細身の缶よりお得感があり、王冠付きの背の高い瓶と違って、リキャップできるというのがすごくかっこ良く見えた。 リキャップは一度で飲みきれない私にちょうど良かったし、少し飲んでキャップを閉め、瓶を振って炭酸を早く抜けるということも私の中で高評価であった。 このコロンとした瓶のファンタのことを幾度となく人に話すのだが、誰もピンときてくれない。 がんばってネットで検索したらようやくその姿を見つけだすことができた。 あーこれこれ! これ、すごく飲んだんだよなあ。 近所の個人商店の冷蔵ケースからキンキンに冷たいのを取り出すのが嬉しかった。 子供の手にはけっこう持ちづらい丸みだったので、冷たさを我慢して落とさないようにしっかり掴んで家まで持って帰った。 よみがえるなあ。
by yukiya-13
| 2010-01-27 22:46
| 気になる食べ物
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