自宅脇の小さな畑は義父が趣味の野菜を作ってくれている。
夏はキュウリ、トマト、ささぎとどんどん野菜が実る。 もう一つ食べきれないほど実をつけるのがゴーヤ。 今年は軒下にネットを張りグリーンカーテンとしての役割も果たしてくれている。 それにしてもゴーヤの成長力はすごい。 苦くて虫もあまり食べないためか、太陽を浴びてあっという間に育つ。 ちゃんぷるしても、ちゃんぷるしても、ちゃんぷるしても、ちゃんぷるしても追いつかない。 どれだけちゃんぷるすればよいのか。 しかも家族は苦い野菜が好きではないという。 い、言えやしないよ。 とうとう専業農家である私の実家にまで野菜を差し入れるというタブーを犯している。 せっかくの豊作、なんとか保存食にできないものかと嫁ぎ先の嫁らしく漬け物にしてみることに。 何の工夫もしない生のゴーヤは胃腸薬のように苦いので、苦さをどのぐらい抑えられるか考えた。 ちゃんぷるの下ごしらえ同様に半分に切ってワタを取り出し、8ミリほどに切る。 塩でもんで冷水にさらす。 さらにもう少し苦みを抜こうかと軽く湯がく。 次に味付け。 濃い方がより食べやすいかと思い醤油漬けをチョイス。 醤油、塩、ザラメ糖、酒、鷹の爪を鍋で煮立てる。 酸味も良さそうと思いお酢も加える。 水気を切ったゴーヤに熱い漬け汁を注ぐ。 厚手のビニール袋に入れて密封。 熱い漬け汁を使うと冷めた時に味が染み込んでくれて、重石をしなくても1日ほどで食べられる。 荒熱をとって冷蔵庫へ。 全部醤油漬けにしようかと思ったのだが、浅漬けも試してみようかと少しだけ分けておいたゴーヤをゆずと昆布で浅漬けに。 完成品を試食。 ゆずの浅漬けは激大人の味!やっぱり苦味がまだ強い。好きな人もいそうだけど万人受けしなさそう。 醤油は思惑通り!苦味が程良く抜けてほんのり苦みに甘辛酢っぱが合う。 家族にも食べてもらったあと、早速お昼のお客さんに出してみた。 「お宅で漬けたの?東京の店で出せるよ!山形の物産店に出した方がいいよ!」と一人の方が大絶賛してくれた。 リップサービスもあるだろうけどとても嬉しくなった。 作り甲斐がある。 リアクションしてくれる人がいると、モノづくりってたまらんなあ!と改めて思う。
by yukiya-13
| 2009-08-20 23:11
| 家ごはん
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