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3/11 燻し燻され、イブセマスジ

燻せ、というとイブセマスジと言いたくなっちゃう。
そしてそれをガマンできないのは年のせいだろうか。最近、なんでも年のせいにしがちだな。
イブセマスジはすでに他の人の日記に使われてしまったタイトルなのだが、それでも止められなかった。使っちゃえ!えいえい!

人生にはやらなくてもいいけどやりたくなっちゃうことはけっこうある。
そんなあれこれの人生初体験、最近はこの人たちと一緒のことが多い。例えば、地引網。例えば富士登山。
今回は人生初の燻製にチャレンジ。
何も煙で燻さなくても、今時、おいしいベーコンもソーセージもチーズもくんたまも売ってる訳なのだが、そこを燻してみちゃうのがステキなところ。
モノより思い出、というかモノも思い出も両方で。

燻製にチャレンジとは言っても、私は出張のついでに参加している身なので、ちょこっとお手伝いをしてモリモリ食べるのが最大の目的だ。
本気の参加者は、何日も前からバラ肉ブロックに丹精こめて塩や香草をを塗りこみ、水分の抜け具合などを入念にチェックし今日の日に望んでいる。生協から賞味期限間近の値引きチーズを買ってきて、「燻せば賞味期限伸びるよねえ」とか言っている私らとは気合が違う。
しかも賞味期限が延びたところで、今日食っちまうクセにね!

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マイ・ベーコンを仕込んできた人たちは、まるで自分のペット自慢のように「うちの子」とバラ肉を呼んでは、どれほど手塩にかけたか、どんな状況を乗り越えて今日の色艶が出ているかなど自慢しあっていた。バラ肉と生活を共にした者にしか味わえない感慨。

現場に到着すると、すでに家からはお寺のありがたい煙のような匂いが外まで漂い出ており、家に入るとこれまた後光の差すような柔和な顔の坊さんのような人が出迎えてくれるし、とりあえず煙は頭にかけて無病息災を願っておくよね。

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誰かが「じゃあ、始めるよ!」と言うわけでもなく、「これ手伝って!」と言うわけでもなく、「サボるなよ!」と怒られるわけでもなく、おのおのが気分で集合し、やりたい仕事をみつけてやったり、それを覗き込んだり、たまに手伝ったり、ソファに座ってさっそくビールを飲んだりと気ままに過ごす。そんな人たちの団体は気づいたら12~13人にまで膨らんでいた。こんなに気ままに過ごす大人が10人以上も集っているなんてとてもすごい。
「私、どうしたらいいのかしら?誰も指示をくれないし。ソワソワ」という人には向いていない環境だと思った。
私は燻製を覗き込んだり、なぜか始まった「刀削麺」という刃で生地の塊をシャッシャカ削ってお湯に飛ばしながら作る麺にチャレンジしてみたり、主に洗い物をして過ごす。刀削麺は難しく、すいとんのような代物になってしまったが、しょうゆと卵と鰹節、ねぎをかけたソレはとてもおいしいものであった。
いつのまにか、その生地は刀で削られることをあきらめられ、伸ばして細く切られ、出来立てのベーコンと共にカルボナーラうどんに変貌していた。
ごちそうになったカルボナーラはいやんなっちゃうくらいおいしい。

そして、続々と完成する燻製食品はどれもおいしく、小麦粉と動物性タンパク、動物性油脂にアルコールという悪魔の食べ物を腹いっぱいに詰め込んだ。太る。太るよ!

燻製やったぞ!という満足感で心を満たし、おいしい食べ物で胃袋を満たし、片付けもそこそこに最終電車で家に帰る。
現場にいる時には気づかなかったが、私も相当燻されており、家に帰ると髪の毛や服から香ばしい香りがしてくる。

私の賞味期限も延びただろう。おいしさも倍増だ。
どお?食べてみる?
なんて言いたいところだが、現実的に今の私はただの「臭い人」なのでお風呂を借りてスモークを洗い流す。

明日は、隣の隣の駅に住む「すげちゃん」と表参道デートだ。
表参道で浅草の匂いがしてちゃまずいだろう。

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完成したベーコンを掲げる西8氏。後光が差しています。ありがたや。
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by yukiya-13 | 2006-03-11 23:55 | 遠出&ごはん
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