先日、小学校の2、3、4年を担任してくださった先生が亡くなった。
まだまだ若かったのに。 小学校卒業以来は特に連絡を取ることもなく、毎年新聞に載る教職員の異動を見て、「あぁ今この学校にいるのかぁ」なんて思い出すくらいだったのだが、すごく残念で寂しい。 私はこの担任の先生の頃に、クラスで軽いイジメにあったことがあった。 クラスの女子のほとんどが無視。私が動くとその場所からみんな立ち去るみたいな。 泣きながら保健室で養護の先生とこの先生に相談をしたのだった。 今思えば、男子は口をきいてくれたし、女子の一部もリーダー格に隠れて話をしてくれる子もいたので、ニュースで聞くようなイジメに比べたら、ホントに軽い、軽い子供のいざこざだったのかと思う。 でもその当時にしてみたら、胸がつぶれそうなくらい辛い出来事だったのだよ。 まぁ、この時の理不尽な悔しさが、中学校以降の発奮につながった気もするし、イジメたあの子よりも勉強も運動も絶対負けない!と思えたから、結果良かった?のかもしれないけど。(前向きだな〜私) 実際、中学校ではその子たちよりも勉強もスポーツも負けなかったし、生徒会とかもやれるようになったし。 今と違って、成績の順位や体育の記録が公開されちゃう時代だったから、私にとってはありがたいことだったかも。 明確に、あいつより上!ってわかったから。 負けることや虐げられる悔しさは起動力になるから、あまりにも差をつけないように評価する今の教育現場ってどうなんだろうね?と思うよ。 まぁ、起動力にできない子もいるだろうしなぁ。 でもそんな子を守ってばかりいたら、もっと厳しい競争社会で生きていかれなくなるよ...。 おっと、脱線。 この先生はちゃんと話を聞いてくれて、その後交換日記などもしたりして。 先生は海外研修をした時に絵葉書を買ってきてくれて、内緒で私にだけプレゼントしてくれたりもした。 今でもちゃんとそのハガキは持っていて、亡くなった知らせを聞いた日に久しぶりに出して棚の上に飾ってみた。 大人になって新聞で異動を見て、この先生が校長先生になったのを知った時は、「この先生がちゃんと評価されて校長になる時代なのなら、まだまだ教育現場は大丈夫だな」と思ったりもしたのだった。 教育者の不祥事がニュースになることも珍しくない昨今、この担任の先生は本当にすばらしい先生でしたよ。少なくとも私にとっては恩人だもの。 神野先生の御冥福を心からお祈りします。 さて、そして昨日。 取引先の方と食事をしていたら、隣の席に見覚えのある顔が。 そして見覚えのある声。 5、6年生を担当してくれた担任の先生ではないですかい! 先生方5〜6人で飲んでいた。 トイレに立ったのを見て声をかけたら、すごく懐かしく話をしてくださった。 ちゃんと思い出してくれて、小学校の時と同じような感じで頭をはたかれたよ。 もう29歳なのに。私。 老けてはいたけど、変わってなかったなぁ。 20年も経つといろいろあるね。 「今度は一緒に飲もうな!」なんて言われて。 お酒もご一緒できる年齢なんだものねぇ。 近々、1年生の担任のニュースも入ってくるのでは?と思う今日この頃。
by yukiya-13
| 2006-02-18 13:51
| 日常日記★ユキ印
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