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富士登山2<河口湖駅>

新宿から河口湖駅へ。
これから富士山に登るというのに、なんだか景気の悪い天気。登山に対する気持ちが萎えはじめる。
というか、昨日から一度も「登るぜ!」みたいな熱い気持ちになっていないのだが。
思えばこの企画に参加しようと決めた時が、一番熱かったような。

途中、富士急ハイランドを経由していく時には、目の前の富士急ハイランド「フジヤマ」に引き寄せられおもわず下車してしまいそうだった。
装備が万全じゃない人もいるし〜、曇ってるし〜、富士山なめちゃだめだよね〜、ここでもよくないか〜?みたいな。冗談っぽく言ってたけど、誰かが強く降りよう!と言ってたら降りてた気もする。
「山形から来てる子もいるのに、ここで富士山行くの止めようとは言えないよな〜」という気持ちがちょっとだけブレーキになったのかもしれない。

まぁ、山形から来た当の本人が、もう危うく降りちゃいそうでしたけど。

フジヤマの誘惑にもおざなりに打ち勝ち、バスは河口湖駅へ。
ここまできたら、もう何事もなく登るだろう。と思いきや、またもハプニングらしいハプニング発生。
西8さんがバスの中にお財布を忘れてしまったのだ。
いつも準備したりしない「靴」なんか準備するから、大事な防寒具やお財布忘れちゃったんだ。きっとそうだ。慣れないことはしちゃいけないんだ。
西8さんはもう靴はかなくていいと思う。いつもの鉄下駄で。
靴をはくと、靴に気をとられていろいろ忘れちゃうよ。
しかし「いつもの鉄下駄」って何だろう?
お財布はバス会社に連絡をいれ探してもらう手配をした。とりあえず一安心。

河口湖駅からは河口湖5合目行きのバスへ乗り換えが必要。
フセさんはてきぱきとチケットやら時間やら取り仕切ってくれる。
この人がいて本当によかった。のどやられてるけど。
乗り換えのバス停は国際色豊かな登山者でごったがえしている。さすがフジヤマ。外国人も「ニッポンにキタラノボラナキャネー」って思うんだろうな。
しかしまぁ、外国人は軒並み軽装だ。軽装なのかどうなのか判断しにくい民族服の方もいらっしゃるけど。
タンクトップに短パンの金髪ギャルを見れば、とりさんの装備がけっこうまともに見える。
登れるかもしれない!と自分たちよりも富士山適応度の低い人を見て安心する。比べる相手が外国人旅行者、こちらは複数回登山経験者という時点でちょっとダメダメな気もするが。

次のバスに乗ることを決め、のんびりとコンビニで買い物をしたり、軽く食事をしたり。
とりさんと私はここで金剛杖を購入。上に行けば行くほど値段が高くなるらしいので。
すでに金剛杖を所持している西8さん、フセさんの杖には頂上登頂のはんこやら、8合目、7合目と玄人っぽくたくさんの焼印が入っている。ちょっとカッコイイ。
早く焼印入れたいな。
おぉ、なんだか登る気が出てきてるじゃないか、私。

バスの時間になりぎゅうぎゅうと乗り込む。バスの中は陽気な外国人の会話でにぎやか。山道をくねくねと登っていくとようやく、山に登るんだよなぁ、という気持ちが現実味を帯び、ちょっと高揚してきた。
って今頃?


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一緒に登った標本さんも話を書いています。
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by yukiya-13 | 2005-08-06 17:06 | 富士登山
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