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2013は主に吐いて寝ていました

あけましておめでとうございます。
年が明けたのでご報告をひとつ。

ご存知の方も少しいらっしゃるのですが、実は私、ありがたいことに二人目の子供を授かりまして今ようやく妊娠5ヶ月になりました。
一人目の時もそうだったのですがつわりの症状がひどく、今回も妊娠が判明した夏あたりからすでに気持ち悪さがあって、日に日に食べられなくなり、飲めず、吐くという状態。なんとかギリギリまで家で頑張ろうかと思ったのですが、体重減少と脱水、栄養失調状態で重症妊娠悪阻の入院と相成りました。

入院し絶飲食で点滴となったのですが、なかなか症状は改善せずに結局44日間もお世話になることに。
晩夏から秋の紅葉、そして初雪を病院の窓から眺めました。

嘔吐が止まらず脱水も改善しないので、吐き気止めと胃痛の薬も途中から使用したのですがあまり効かず、
入院中のほとんどを吐いて、寝て過ごしました。
何も食べないのに吐くというのはなかなか辛くて、胃液と胆汁を日に5回も吐いていると食道も焼けてきて、
後半は血も混じるようになり体重もどんどん減りました。
食べてもいないのに飢餓便という液状の便も下痢のように出ていて、油断するともらしそうになる!という
もう成人としてどうなの!って感じでした。うんちもらしそうになるってすごく情けない気持ちになりますね…。
それから点滴が思うように刺せなくなってきたのも地味にきつかった。
血管が見えにくく針が入らなかったり、漏れて血管痛ですぐ交換になったり。
看護師さん複数がかりでの大仕事。笑
針が入る瞬間は何度やっても緊張して変な汗が出ました。
最も痛かったのは手首の親指の付け根側の骨の下、邪魔だったのは手の甲だったなあ。
数えてみたら、ちゃんと刺さったのは12回、失敗して刺しなおしたのは8回でした。笑
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めっちゃ痛いとこ

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なにかとじゃまなとこ


体の衰弱に伴って心も弱くなってて、妊娠という嬉しい事実にもなかなか浸れず、
周囲からの「おめでとう」も「がんばって」もなんだか素直に受け入れられなかったです。
そんなこともあってごく近しい人やバレてしまった人以外にはなるべく妊娠のことは伏せていました。
「妊娠は病気じゃないんだから!」と励まされることもただただ辛いことでした。
そんな状態でもおなかの胎児ちゃんは元気にスクスク育ち、エコーのたびに元気に手足を動かして見せてくれました。
胎児に問題なし、というのが吐き続ける毎日の心の支えでした。

入院中は娘のお世話をはじめ、家事、洗濯、掃除とダンナさまをはじめ家族の絶大な協力のおかげで乗り切れました。
料理のできるダンナさま、マジで大事!

入院中は感染症予防のため、病室で高校生以下の子供と面会できなかったので、2歳の娘ちゃんと会うには
私が面会場所まで行けるようになるまでお預け。
20日以上我慢してもらってようやく会えた娘ちゃんはちょっと大人になったみたいでした。
久々のお母ちゃんを前に娘ちゃんはハニカミ終始照れていました。
面会を終えて帰るとき、娘ちゃんは泣いたりもゴネたりもしませんでした。
ただ、エレベーターの前まで来たときに「バイバイ」という私に「お母ちゃんも一緒に帰ろう…?」と小さい声で聞いてきました。
「まだダメなんだよ、ごめんね」と言うと「おかあちゃ~ん…」とうめくように一言、消え入りそうな声で「またね…」と言って帰っていきました。
ダンナさまに手をひかれうなだれて去る後姿に泣けました。


入院から1か月が過ぎたころ口からの食事にもチャレンジ。
水から始めて、飲み物、プリン、おかゆとステップアップ。
一日かけてプリンを半分食べられた日は感激しました。
退院時にはご飯を50グラムとおかずを成人用の半分食べられるようになりました。
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プリン記念日

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給食記念日

退院から1か月半が過ぎた今はもう何でも食べられます。すぐ胃が苦しくなっちゃいますが。
四つん這いで登っていた階段もちゃんと二足歩行で上がれます。笑
愛しの娘ちゃんとも蔵王で一緒に遊んでいます。なかなか外遊びが一緒にできないのは残念ですが…。
落ちていた体力、筋力も元に戻ってきています。体重も元の体重の-5キロほどまで戻りました。
これからは増やしすぎないように気を付けないと。

ただ、その後の血液検査で風疹抗体が全くないことがわかったり、貧血ギリギリだったり胎盤の位置も若干前気味だったり、まあいろいろ細かいことはあるのですが元気にやっています。

妊婦生活もようやく折り返し地点。
2014来春はにぎやかになりそうです。
あと少し、マスク必携で無理をしない!頑張ります!



さて、
悪阻入院中、ぼんやりとベットに寝転がる日々、色々と考えることがありました。
私は順調にいけば第二子を37歳で出産することになります。
決して若くはないですが、周囲の友人知人には同世代で妊娠、出産を経験している人がたくさんいます。
子育て支援センターでもほとんど30代。
医療が発達して今や40代、50代(!)で無事出産される方もいます。

年齢に関係なく、妊婦の数があればそれだけの形があり、何のトラブルもなく過ごす人もいれば、私のような小さなトラブルを抱えて出産に至る人、中には大きなトラブルとリスクを抱える人もいます。
妊娠に至るまでに苦労を重ねる人だってたくさんいます。

年齢に関係なく、と書きましたが、とはいえ年齢を重ねるほどそのリスクは高まります。
世間では若年の妊娠のリスクは社会的な目や、経済的な問題から取りざたされることが多いですが、高齢出産のリスクはあまり語られない気がします。
ニュースになるのも高齢に関しては「あの有名人が45歳で生んだ!」とかおめでたいニュースが多くて世の働くアラサー、アラフォーの希望の光は光り輝くばかり。
私も30歳で結婚して、それから子供のことを考えるのなんてのは今どき普通と思っていました。
ただ、若いころから生理痛がひどかったので、25歳からは定期的に子宮がん検診を受けていました。


確かに年齢を重ねても無事に子を授かることは非常におめでたいことです。
ただ、30歳を過ぎて妊娠出産を経験し少しの妊娠トラブルを抱えた者としては「人生で子をもうけたい」という気持ちが少しでもある女性ならなるべく先延ばしにしない方が良いとぜひ言いたい。
結婚の予定も妊娠の予定も今はなくても、生理痛などの気がかりがあるなら婦人科には気軽に相談に行っておいてほしい。
例えば授かりにくいと分かった時、なにかリスクを負うことが分かった時、時間はなるべくあった方がいいと思うんです。

こういうことはなかなか他人に話さないだけで、経産婦同士で話してみるとけっこうみんな大変な思いをしています。
初期流産を経験した人もいます。何度も繰り返した人もいます。
不妊相談や不妊治療の末に授かった方もけっこういます。今も頑張っている人もいます。
妊娠に伴う諸検査で思いもよらない婦人科疾患が見つかった人もいます。
妊娠が判明した後も、悪阻で苦しんだり、切迫流産、切迫早産で入院した人もいます。
なかなか授からないことに対して、周囲から期待とプレッシャーをかけられて辛い思いをする人もいます。

さらに、妊婦だけでなく、おなかの子供のリスクもグンと高まります。
女性の排卵は月に1回きり。
しかもタイムリミットは24時間です。その間に受精しなければ子供は授かりません。
年に約12回(各24時間)しかチャンスがないんです。
さらに卵子は精子と違って新しく作られません。
女性性として決定し生まれてきた時にすでに卵子を持って生まれてきます。
それは時間経過とともに成熟し、そして劣化していきます。
残念ながら年を重ねれば重ねるだけ卵子の数は減り、さらに鮮度は落ちてゆくのみ。30代ではすでに成熟から劣化が始まっています。
鮮度の落ちた卵子はエラーも起きやすい。
もちろん女性だけでなく、男性も年を重ねれば精子の運動量が落ちたり数が減ったりします。

「できちゃった婚」みたいな言い方からも、世の中では授かりやすさばかりが取り上げられがちな気がしますが、妊娠って思った以上に奇跡的な確率です。
さらにそれがなんのトラブルもなく健やかに育つ確率といったら…!

出産後も母乳のこと、育児のこと、子供の成長で悩み…。
無事に生まれてくれて、人並みに育てば御の字!という親の気持ちが、親になってようやくわかります。

妊娠、出産は病気じゃない、とよく言われますが、命かかってます、妊婦もおなかの子供も。
女性の人生が変わります。人生掛かってます。
大げさに言い過ぎかもしれませんが、軽く扱われるのもちょっとむかつきます。笑


自分がそうであったように、今20代でやりたいことがあるとか、仕事を頑張りたい、という時期にこんな話を目にしたところで何も気持ちは変わらないかもしれません。
30代で子をもうけた経験者として、同世代が意外とみんな妊娠・出産で苦労したことを知っている身として、「人生の中で子をもうけたい」と思っている、同世代、そしてちょっと若い女性は、子づくりを後回しにしないでほしいです。

子供はいらない、そう決めているならそういう選択ももちろんありだと思います。
そういう人生を否定する気も、「子供つくりなよ」という気もないです。

ただ、ほんの少しでも子供が欲しい希望があるなら!
社会的な立場や仕事ももちろん大事ですが、実感としては「種の存続」以上に重要な仕事なんてこの世にないです。


授かった命のありがたさと、そんなことをぼーんやり考えていました。
2014年は二度目の大仕事の始まりになる予定ですので、心をシャンとしてがんばります。

痛いの自慢&説教くさく長くなりましたが
今年もみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
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by yukiya-13 | 2014-01-01 02:54 | 妊娠出産
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