<< ローリングベイビー(うんち付) 蔵王龍岩祭2011 >>

ぼくのまちは ほうしゃのうで よごれているんだ

昨日の夕方ころ、もうお昼の営業も終えようかという時間に家族で来店されたお客様。
大人が3人と小さな男の子がふたり。

娘を抱っこしてそのお客様の席の近くを通ると、お兄ちゃんの方が人懐っこく話しかけてきた。

「赤ちゃん何さいなの?」
「0さい!?小さいね!ぼくは5さいだよ。弟は3さいだよ」
「ようちえんはひまわりぐみなんだ」
などなど…。

一緒にしばらくお話しているとおもむろにその男の子が言った。
おもわず息をのむ。


「ぼくね、福島から来たんだよ」
「ぼくの町はね、ほうしゃのうでよごれているんだよ」


…。
そうかぁ。よごれちゃったのかぁ。
それはたいへんだね。困ったね。
むずかしい言葉知ってるねえ。と話を合わせる。


多分、意味はよくわからずに毎日のニュースや大人たちが話すことをきいて覚えたんだと思う。
満面の笑顔でそんなこというから、ますます哀しい。

お父さんらしき人がうちの娘を話題にしてくれたり、お店の展示物の質問してくれたりして
話を変えてくれようとするも5歳のぼくはお構いなし。

ニコニコしながら
「ほうしゃのうがいっぱいくるんだよ!」
「ぼくの町はほうしゃのうであぶないんだい!」と教えてくれる。

私と一緒に来ていた大人3人は苦笑い。
ちょっと重くて切ない空気。


私が5つの時、「放射能」なんて言葉、知らなかったよ。涙


これからの子供たちは当たり前のようにそうやって育っていくんだな…。
放射能汚染なんか怖くない、美しき日本を知らずに。
国産の食料品だったら意識もしないで安心して口に入れられる日常も。


大人たちはとてつもない、取り返しのつかないことをやらかしてしまったんじゃないか、っていう気持ちになった。
自分が生きてる間にさえ決着付けられないものに頼っていこうとしてたなんて、と。
大きな大きな事故で初めて気がついた。
事故が起こらなかったらこれからも気づかずにいたかもしれない。
子供がいなかったらあんまり意識しなかったことかもしれない。
地震があって、原発がぶっ壊れて、子供が生まれて、子供が生きていくこれからを思って…。
私の価値観とか考えもぐるんぐるん変化した6か月。

昨日の5歳のぼくに出会って改めていろいろ思ったのでした。
[PR]
by yukiya-13 | 2011-09-12 23:35 | 日常日記★ユキ印
<< ローリングベイビー(うんち付) 蔵王龍岩祭2011 >>